I Love HOSHINO GEN

源さん、源ちゃん、源さま(さまはないな)。
 
星野源の歌のすごいところは、
スペシャルなふつう、これに尽きます。
日常の中の普通なことが
キラキラいのちを持って輝く。
とても立体的で本質的です。
これは、星野源その人そのものの
すごさでもありますね。

作詞作曲、リズム、表現、雰囲気、
すべてが過剰でなくぴったりの質量です。
歌詞の言葉選びのさじ加減もたまりません。
「言葉」が「本質」から「離れず」「正確」
なのです。

誰でもがはなつ言葉はいつでも、
飾りではなく
本質であることを忘れてはなりません。

星野源は歌います。
ひとさし指を立てながら
自分に語りかけ、
相手に語りかけ、
宇宙を包括する「ふつう感」。
 
大ヒットの「恋ダンス」、
あまりにこりとはせず、
自分に、オーディエンスに、
ゆったり語りかけます。
そこに「どうだい?」「いいだろ?」
といったどや顔はありません。
星野源は自分に問い
確かめながら歌っているのです。

演歌のえっちゃんは、
どや顔しない、淡々と発見し喜ぶ、
落ち着いている、
リズム感よく生きる。
そういったことが好き。
歌の話しでもありますが。

「生きていくことはたいへん。
でも幸せであってほしい」と
星野源はいつも歌っているように思います。

星野源の歌には、
人が哀しみを持って生まれ、
生きていくことを覚悟した
前向きさ、リズム感が必ずあります。

人として歌として
そこがとても魅力なのです。
声の深さ、リズム、表現、
しっとりしていてどの歌も飽きません。

オザケンさんと路線が同じ?
いや違うでしょう。歌が。人が。
内側の覚悟や強さに立って
リズムにのるのが星野源です。
星野源は歌いながら歩いているのです。

「恋ダンス」以外にも素晴らしい楽曲が
たくさんあるので聴いてみてください。

ちょっと聴くと地味とも思える出だしから、
たくさんあるふつうのなかに
思わず見つけたきらきら感。
まさに夜空のスターを
その手に拾ったようなしあわせな気持が
ゆっくり確実に訪れます。

それは星野源だから。
日常を宇宙にしてしまう、
エンターテイナーの希なる才能なのです。

こんど歌うとこみてください。
宇宙を歩くような足取りで、
特別素敵に歩きながら歌う源さんです。





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